名 作

2008-10-09 07:05:05
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最近の映画界の技術革新は凄まじく、CGなんかは、もう実写かどうか区別できないくらいに進化していますょネ。

それはそれで楽しめるのですが、かえって昔のアナログ(?)系の映画が新鮮に見えたりする・・・そんなことはありませんか?

今から半世紀以上前の日本映画界は、“黒澤明監督-三船敏郎” という黄金コンビが全盛を誇っていました。


私が今まで観た黒澤映画の中で、『七人の侍』と並んで最も印象に残る作品・・・それは

『生きる』

なのです。

この作品が公開されたのが今から56年前の今日・10月9日でした。

我が家にあるVHSビデオが()です。

           生きる


この映画は、当時の黒澤作品としては、唯一三船敏郎が出演していないことでも知られています。

主演・志村喬氏が演ずる名もない役人・渡辺勘治が、ある日胃がんにより、余命少ないことを知ってしまいます。 絶望感に打ちひしがれる中、彼は小田切という若い部下との交流を通して自らの人生の最後に何かを残すべく、まるで憑かれたように行動を起こしていく・・・。

私たち市井の人々の何気ない生活の中で、人間が「生きる」という意味は何なのか・・・深く考えさせられる作品だと思います。

主演の志村氏を始め、出演者の多くは既に鬼籍に入り、あの菅井きんさんが “若手女優” あせあせ として出演しているモノクロの古典ですが、中身は全く色褪せてなどいない・・・いや、むしろ現代人こそ観るべき「名作」だと考えます。

物語の後半から、亡くなった主人公の葬儀の席で、同僚たちが主人公の最後の働きぶりを回想する、という斬新な手法を取っていますが、それにより周囲の役人たちの「事なかれ主義」を強烈に皮肉っているように見えるのは、私だけなのでしょうか?

主人公自らが手がけた公園のブランコで、

「命短し、恋せよ乙女・・・」

一人口ずさんだ時の心中は、いかばかりであったのか・・・。

あと数年で、主人公の年齢・53歳になる私。 

(自分はこれから何ができるのか? この世に何を残すことができるのか?)

ノーベル賞を受賞されたベテラン科学者の皆さんの姿を見ながら・・・心が焦ります。うー

ご覧になっていない、特に若い方・・・是非一度ご覧あれ!笑3






こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10147399581.html?frm=themeより引用させて頂いております。