呼 吸

『小笠原流』・・・鎌倉時代、源頼朝に招かれて弓馬術礼法の指南役となった小笠原長清を初代とし、以降連綿と各時代の将軍家師範として種々の行事を執り行ってきた名門流派です。

現在の当主は三十一世・小笠原清忠氏。

この方のインタビュー記事が、月刊『致知』10月号に掲載されていました。


現代の子供達の躾や、私たち大人にも役立つ・・・というか、耳の痛い指摘がなされておりましたので、以下に抜粋・編集にてご紹介させていただきます。

             小笠原清忠氏

            <小笠原清忠氏 小笠原流弓馬術礼法HPより>


礼法の基本は、「立つ・座る・歩く・お辞儀をする・物を持つ・廻る」の六通りです。この基本を正しく身につければ、動きに無駄がなく、見ていて綺麗なものです。

明治の代になって、小笠原の礼法を近代礼法としてどう取り上げるか・・・と文部省から相談を受けた時、次世代に作法を伝承していくために、将来母親になる女性の教育に力を入れることを提案しました。

それが一旦は浸透していったものの、戦後は教員組合が中心となって、「礼儀や躾は学校で教えるべきではない」と主張するようになり、徐々に家庭でも学校でも礼法の伝承が途絶えてしまったのです。

家族の会話も乏しくなっています。せめて朝出かける時に、「行って来ます」、帰ってきたら「ただいま」と挨拶する習慣から取り戻さなければなりません。


そうすれば大切な家族が風邪をひいていれば声の調子ですぐ分かるでしょう。 そういう仔細なところから立て直していかなければならないと思うのです。


私が現代人に伝えたいことは、まず〝姿勢の大切さ〟です。

今は姿勢の悪い子が多すぎます。 大人も長時間パソコンを使うので、みんな前屈みになっています。きちんとした姿勢を保てなければ体にも障害が出てきますし、心も荒んできます。

それからもうひとつ、〝呼吸〟です。

今の人は姿勢が悪いから呼吸も浅くなっています。呼吸はもっとゆったりとしなければなりません。必要なのは、呼吸に動作を合わせることです。

動作に呼吸を合わせると、せかせかと心も不安定になるのです。

心を一番表しているのが呼吸だと思います。

お勧めしたいのは、毎日10分でよいので、寝る前に真っ暗な中で静かに座ることです。

そうすると自分の息づかいが分かってきます。それを感じ取り、自覚できるようになることで、次第に自分の呼吸に動作をあわせることも可能になってきます。 さらに進めば、自分の心を相手に合わせることもできるようになります。

相手の呼吸に合わせて呼吸をして、自分の呼吸と同じものになった時・・・相手はこちらの話にも熱心に耳を傾けてくれるようになります。


礼法の要は、結局相手と心を通わせることなのです。

「呼吸を合わせる」・・・これは仕事だけでなく、夫婦や親子関係でも大切な事ではないでしょうか。

毎晩、呼吸を整える・・・早速実行してみようと思います。

・・・やはり日々の積み重ねが大事ですものネ。笑2





こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10136775262.html?frm=themeより引用させて頂いております。