
天 地
「今年の夏は暑くなりそうです。」
TVで天気予報士がそう言っていました。
「そりゃ地球温暖化の時代だもん、当然だょナ~。」と思いつつ、よくよく画面を見ていると、気象庁から発表された気温の長期予報が、
『高くなる40%・平年並み40%・低くなる20%』
とのこと。 何でも今年からこの予報形式になったらしいのですが、これって『晴れ時々曇り、ところにより一時雨』っていう、どう転んでもハズレない昔ながらの天気予報と同じ雰囲気を感じるんですが・・・。
気象庁さん、まさか『高くなる・平年並み・低くなる、いずれも33.3%』なんて予報・・・出さないでしょうね?
さて、今日は「天気」よりも壮大な「宇宙」のオハナシを・・・。
5月24日は、世界的に有名な天文学者の命日に当たります。
今を去ること465年前・1543年の今日、『地動説』を唱えたとして有名なニコラウス・コペルニクスが70歳でこの世を去ったのだそうです。
彼の経歴は多彩で、知事などの公職者でもあり、医師、法学者、占星術師でもあったそうですが、私が驚いたのは、彼が教会の“司祭”でもあった ・・・ということです。
後にガリレオ・ガリレイが宗教裁判にかけられ、「それでも地球は回っている!」と言った逸話は有名ですが、古来より天動説を支持してきた教会側にいた人物が、地動説を唱えたとは・・・。
コペルニクスは、亡くなる直前に著した『天球回転論』の中で地動説を展開していますが、実は(広い意味での)地動説を唱えたのは、彼が最初ではありません。
ナントその約1,800年前 の紀元前280年前後に、ギリシャの天文学者アレスタルコスという人が、「宇宙の中心は地球でなく太陽であり、地球は自転して他の惑星と共に太陽の周囲を公転している」という説を書物に残しているのだそうです。
(この人、ホントに人間なのかなぁ・・・もしかしてエイリアン?)
しかしその後科学は「暗黒時代」に入り、長いこと『天動説』が支持されてきました。
ルネッサンス時代に入って再び科学探求が盛んになり、コペルニクスが地動説を唱えたとはいえ、その後もこの説を支持したのは惑星の楕円軌道を発見したケプラーと、あのガリレオ・ガリレイくらいだったのだそうです。
その後地動説を曲げないガリレオを糾弾する宗教裁判が開かれ、彼が有罪とされてから実に350年以上経過した1992年、ようやくローマ法王庁が自らの誤りを認め謝罪したように、人類は既成概念をなかなか打破できない生き物のようですね。
それにしても・・・
地動説は今や常識なのに、我が日本では大人も子供も『天動説型』の自己チュー人間が増えているのは、
・・・・・ナ ゼ ?
もしかして、地球温暖化のせい?
こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10096959097.html?frm=themeより引用させて頂いております。

