
情報伝達能力
昨日起きてしまった、イージス艦『あたご』と漁船の衝突事故。
未だ発見されていない乗組員親子の安否が心配です。無事発見されることを祈るばかりです。
それにしても、約1,500億円もの建造費をかけ最新鋭のレーダー機能を搭載した防衛艦が、なぜ漁船との衝突を避けられなかったのでしょう?
一説には、イージス艦は対空防衛に関しては強力なレーダーシステムを装備しているものの、近距離の海上については脆弱である・・・といわれているようですが、素人考えで申し訳ないですけど、“もともと海に浮かぶ船なんだから、海上で弱いなんて本末転倒では?”と不思議に思えてなりません。
もし本当に海上での適応能力がその程度だとすれば、爆弾積んだ小船一隻でのテロ行為を簡単に許してしまう・・・ということになってしまいますょね。
しっかりとした原因究明と、その対策を講じてもらいたいものです。
それにしても今回の事故に関して私が最も憂慮するのは、この国の『情報伝達能力』です。
事故に関する昨日の経過は・・・
4:07 事故発生
5:40 石破防衛相に報告
6:00頃 TV報道等で事故発生の第一報
6:05 福田首相に連絡が入る
・・・ということだったようです。
ナント首相の耳に入るより、TVでニュースを見ていた我々一般庶民の方が情報が早かった!というのです。
これって、マスコミの情報収集能力が高いのか、それとも・・・? (_ _;
1995年、『阪神淡路大震災』が発生した時も、時の村山富市首相がそれを最初に知ったのは寝床の中で見たTVニュースだったそうですが、それから10年以上経った現在でも、わが国の情報管理は何ら進歩していないようです。
万が一、『北』がミサイルを発射した場合、日本国内に着弾するまでの所要時間は数分といわれています。このような危機管理・情報管理で、国民の生命と財産を守るべき“防衛”は十分機能するのか心配です。
首相や政府、防衛省はもちろん、私たち国民も“平和ボケ”していないか、十分に検証と反省をすべきではないでしょうか?
こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10073997599.html?frm=themeより引用させて頂いております。

