来 日

2008-06-02 07:05:05
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久々に気持ちの良い日曜日を過ごせたと思ったら、今日の東京はまた雨模様になるとか。雨

入梅宣言が出そうな鬱陶しい一週間になりそうですが、気持ちだけは晴ればれ晴れ といきたいものですネビックリマーク

             (((((((((((((((((((((((^^)/

さて・・・25年前、1983年の今日・6月2日に、私が最も尊敬するピアニスト、ウラディミール・ホロヴィッツ氏が、初来日しました。

S席が5万円(!)という超高額チケットだったにも関わらず、2回のコンサート・チケットはアッという間に全席ソールドアウト。

当時の私は社会人3年目のペーペーで、経済的・時間的にチケットを入手することは全く不可能・・・ただただ涙を呑むばかりでした。泣き顔

しかし、そのコンサートでの演奏は前評判通りとは言えず、まもなく80歳になろうかというホロヴィッツ氏の衰えが囁かれ、評論家の吉田秀和氏が「ヒビの入った骨董品」という辛らつなコメントを残したり、坂本龍一氏が失望(?)して途中で席を立ってしまうなど、かなりの悪評でした。

私としては、非常に残念というか、「コンサートに行かない方が良かったのだろうか・・・。」という複雑な心境だったことを覚えています。

どうもこの時のホロヴィッツ氏は(薬物中毒による)極度の体調不良だったそうで、3年後に再来日した時は前回の不評を撥ね返す演奏であったと聞いています。(その再来日時のチケットも、私は全く入手できませんでしたが・・・)



さて先月、久しぶりにそのホロヴィッツ氏の新譜が発売されました。


“ HOROWITZ IN HAMBURG ” ・・・再来日の翌年、そして亡くなる約2年半前の、最後のコンサート録音だそうです。


2度の来日コンサートを聴けなかった私にとって、この前年の「モスクワ・ライブ」と並び最晩年の「20世紀最高のヴィルトゥオーソ」の演奏を聴くことができる1枚・・・聴いてみました。

           ホロヴィッツ

モーツァルトのソナタ、定番の「子供の情景」、ショパン、シューベルト、モシュコフスキー・・・。


何と表現したらいいのでしょう。


若き日の演奏を「F1マシンのポテンシャルを極限まで引き出すドライバー」とするなら、この演奏は「排気量7,000ccのロールスロイスを、無闇にフカすことなくゆったりと操る老紳士」って感じでしょうか? (何だか分ったような分らないような・・・)あせる


ラスト・コンサート・・・ある種の感慨を持って聴くことができました。


ただ、「英雄ポロネーズ」は・・・いろいろな意味で・・・泣けましたが。



5,6年前に読んだ『ホロヴイッツの夕べ』・・・もう一度この「ラストコンサート」聴きながら、読み直してみたくなりました。


やはり私にとって、ホロヴィッツ氏は・・・不滅なのです。笑3




こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10098622335.html?frm=themeより引用させて頂いております。