殺 気

大阪のひき逃げ犯、遂に逮捕されましたね。

犯行時刻と逃走したことを考え合わせれば、飲酒運転だろうとは思ってましたが・・・まさか無免許のオマケつき、それも交通違反を重ねた上での累積点数による免許取消し中だったとは!

社用車を無断で乗り回して事故を起こしておきながら、当日朝に勤務先を置き手紙だけで突然退職。 その上ホストになってシャアシャアと夜の街で過ごし、しかも捜査員に囲まれてもなお逃げようとしたといいます。

更に「このまま走り続ければ被害者が死ぬことは分かっていた」と供述しているとのこと。

こんなフザけたひき逃げ犯の話、今まで聞いたことがありません。

これは単なる道交法違反でも未必の故意でもなく、明らかに「殺人」でしょう。

検察当局には、この22才の犯人・・・現行刑法を駆使して絶対に厳罰に処して欲しいものです。

でなければ、被害者が浮かばれませんし、ご遺族の心情が晴れません。

(橋下大阪府知事じゃありませんが)一体どんな教育・躾をしたら、こういう人間・・・いや、鬼畜になるのでしょうか?

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さて、話題を変えましょう。

今日・11月6日は、日本を代表する「若手俳優」の命日なのです。


その人の名は・・・松田優作。


1949年に山口県下関市に生まれた彼は、地元高校を中退して米国籍を取得するため渡米。


しかし1年後に帰国して東京の夜間高校に編入、その後関東学院大学に入学し、在学中の1972年に文学座付属演技研究所12期生となりました。


役者に専念するため大学を中退、新宿でバーテンダーをしている時に、村野武範が 『飛び出せ!青春』 の岡田晋吉プロデューサーに彼を紹介したことが、後の 『太陽にほえろ!』 ・ジーパン刑事役に繋がったのだそうです。


そしてあの有名な殉職シーンで名前を売った彼は、アクション・シーンでも一切スタントマンを使わず、183cmの長身と抜群の運動神経を駆使して数多くの映画に主演。


ある意味、それまでと違う俳優のイメージを確立したといえるでしょう。

そんなアクション・スター色が強い彼が、全く違ったイメージで演じた映画・『家族ゲーム』は彼の役者としての幅を感じさせる作品でした。

短気で、傷害事件も引き起こしたこともありましたが、一方で義理人情に厚く・・・未だに多くの俳優仲間達の間で語り継がれる程、皆から好かれた熱血漢。

私が個人的に最も印象に残る作品・・・それは何と言っても

『ブラック・レイン』です。

           松田優作

ご存知の方も多いと思いますが・・・この映画のクランク・インの際、彼は既に自分がガンに侵されていたことを知っていたにもかかわらず、それを関係者に隠して撮影に臨んだのでした。(ガンの事実を知っていたのは安岡力也のみだったとか。)

本来この映画は高倉健、マイケル・ダグラスが主演であり、若山富三郎、アンディ・ガルシア、神山繁など、日米の錚々たる大物俳優が脇を固めた大作なのですが、その中にあっても彼の存在感は圧倒的です。

最初に画面に登場したシーンで放たれる彼の〝殺気〟は尋常ならざるものがあり、観る者の背筋を凍らせる程の迫力があります。

死を覚悟して事に臨む人間の〝気〟を静かに発散させた、渾身の演技といえるでしょう。

この映画が公開された直後の1989年11月6日、彼は弱冠40歳の若さでこの世を去ったのです。

あれから20年近くの時が過ぎ、彼の息子が同じ役者として活躍する今日・・・この『遺作』を、いま一度静かに鑑賞したいと思います。笑3

・・・あらためて、ひき逃げされた被害者と松田優作氏のご冥福を、心よりお祈り致します。 (-人-) 合掌



こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10152587659.html?frm=themeより引用させて頂いております。