碓氷峠

2008-09-30 07:35:35
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信州生まれの私にとって、東京との行き来では避けて通れぬ場所・・・それが碓氷峠です。

66.7/1,000という、当時の国鉄線で最も勾配のキツかった難所中の難所だった碓氷峠・・・私が物心ついた頃、親に連れられて上京した時は、『アプト式電気機関車』で峠越えをしていました。

『アプト式・・・』って言われても、若い方には何のことだか分からないかもしれませんネ。汗

下の写真の如く、線路中央にギザギザレールを1本敷き、電気機関車の動輪にもギアを装着して、これで滑落を防いで急勾配を登lり降りしたわけです。

           アプト式線路


軽井沢~横川間でこのアプト式電気機関車を使用するため・・・連結時間を利用して、横川駅で売り子さんから必ず買ったのが、あの有名なおぎのやさんの〝峠の釜めし〟でした。

当時は確か長野~上野間が約8時間30分・・・今なら成田からホノルルまで楽勝で行ける時間を要した「一大旅行」だった東京行き。

子供心に決して行きたくはなかった東京も、この釜めし食べたさにイヤイヤ列車に乗ったものでした。

この『アプト式』が全廃されたのが、1963年の今日・9月30日だったのです。

その後、信越本線は完全電化。 かつて窓を開けて買っていた釜めしは、特急「あさま」の電気機関車連結の僅か5,6分間でホームに飛び出して買わなければならなくなり・・・そして今では新幹線で長野駅まで2時間かからず、横川駅は通過しなくなってしまいました。

           峠の釜めし

アプト式でガタゴト揺られていた頃から40年以上経ち・・・今や上信越自動車道の開通により、実家に帰るのは自家用車で3時間弱。

あの釜めしは、横川SAに寄って買い求める時代となりました。


新幹線や高速道路で里帰りできるような時代が来るとは夢にも思わなかった子供の頃・・・。


今でも変わらぬ「あの味」を楽しみながら、私は幼い頃に、「ひと~つ、ふたぁ~つ・・・」とトンネルの数を数えながら乗っていた信越本線と、車窓から見えた碓氷峠の深い谷とレンガ造りの「眼鏡橋」を、懐かしく思い出すのです。笑3



こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10137579062.html?frm=themeより引用させて頂いております。