遠き道程

2008-10-15 07:05:35
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今から6年前、2002年の今日・10月15日、日本で非常に重大な出来事がありました。

しかしそれが何だったのか・・・日付だけで言い当てられる日本人は、今やどれ程いるのでしょう?

この日午後2時30分、羽田空港に着陸した飛行機のタラップから降りてきたのは・・・地村保志さん、蓮池薫さんら5人の北朝鮮による拉致被害者でした。

小泉首相の電撃的(?)な訪朝により、かの国の最高権力者は拉致事実を認め謝罪。 被害者5人の帰国を認めたものの、他8人の被害者は死亡していると言明したのです。

当初は数日の滞在の後、北朝鮮に戻る予定でしたが・・・結局5人は日本に帰国したままとなり、これを約束違反として北朝鮮は態度を硬化。

(そもそも営利誘拐犯人の手に、取り戻した人質を再度戻すなんてバカなことをする肉親がどこにいるのでしょう。 これを国同士の約束を破ったと政府の対応を批判する日本人がいる事自体、私には信じられませんが・・・。)

以降再度小泉首相が訪朝したにもかかわらず、拉致問題の解決には殆ど進展が見られないまま現在に至っているのは皆様もご存知の通りです。

           

この問題において、最も象徴的な拉致事件とされる横山めぐみさんが忽然と行方不明になったのは、1977年のことでした。

当初はその他の拉致事件ともども、個別に「神隠し」の如く扱われていましたが、1987年に起きた大韓航空機爆破事件の犯人・金賢姫の供述から、李恩恵なる日本人教育係の存在が明らかになったのです。

翌1988年には国会で野党から北朝鮮による拉致事件の存在について質問が出たものの、当時の政府(竹下首相)は当初明確な答弁を行わず、その数ヵ月後に、漠然とではありますが拉致の疑いをやっと認めました。

その後1997年に横田めぐみさんの実名報道がなされることにより、ようやく国民の関心が高まったものの、一方では土屋公献・元日弁連会長が「拉致問題は存在しない。日本政府の詭弁である」旨の発言をしたり、社民党は「拉致問題は捏造」と主張する論文をHPに掲載していました。

外務省・政府筋も、この拉致問題については(大分以前から)ある程度の情報把握をしていたように思えるのですが、表立った調査・交渉を行わないどころか、問題の表面化を食い止めようとしたフシもあります。 昨今の汚染米事件じゃないですが、農水省といい、そして社保庁といい、どうしてお役所って国民の不利益になるような「不作為・隠蔽」を働くんでしょうねぇ。

小泉訪朝後は、米・中・ロを交えた「6ヶ国協議」という大きな政治的枠組みの中で、最早拉致問題は主要課題ではなくなっている印象を受けます。

この問題、私は政治の駆け引きとは別枠だと思うのです。

そもそも拉致とは国家による(営利)誘拐、すなわち犯罪でしょう。

核問題等とは全く切り離して、日本と北朝鮮の2国間で話をつけることが筋だと思うのですが・・・。

数日前、アメリカは北朝鮮のテロ支援国家指定を解除してしまいました。 日本側には事前に何らの予告もなかったようです。 もう完全にナメられてますょね。

一刻も早く、めぐみさんとご両親の横田ご夫妻が会える日が来ることを願いたいですが・・・日本の脆弱な外交手腕では、かの国の大きな政変を期待する以外、もはや道はないのでしょうか?うー



こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10149223277.html?frm=themeより引用させて頂いております。