Only One

2008-03-31 07:05:05
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今日は2007年度の最終日、東京は涙(?)雨雨 の朝となりました。


明日から(ガソリンを除いてあせあせ)様々な値上げが予定されています。


買い溜めできるものはキッチリ手を打って、明日からの新年度に備えたいものです。

              (((((((((((((((((((((((((((^^)/

          

さて先日、足掛け25年以上通い続けている銀座の理容室に行った時のこと。


席に案内されカットが始まって数分経った頃、


「こんちゃ~!」


という大きなダミ声とともに、一人の初老のオジサンが店内に入って来ました。


(お客っぽくないヒトやナ~)あせる


鏡に映る彼の姿を見つつ思っていたら・・・案の定、彼は「お客さん」ではありませんでした。あせあせ


「あのさ~、アッシは砥ぎ師なんだけどさ~。 

オタクのハサミ、砥がせてもらえねぇかナ~。

ビックリするくらい切れるようにしてあげるョ!

そんだけ切れるようにする腕持ってんの、


日本でオレだけだょ、多分。

どう、試してみない?」


私自身営業歴は20年以上ありますし、今まで様々な営業トークを耳にしてきましたが、あからさまに「日本でオレだけ」というセリフは初めて聞きました。


あまりに自信満々の“売り込み”に気圧されたのか、応対した店員さんが、「じゃ、試しにコレお願いしますょ。」と1本のハサミを手渡すと、


「ハイょ~、任せとけって。 アンタ、びっくりさせてやっから!」


と砥石やら何やら、道具を店内の片隅で広げて「仕事」を始めました。


(店員さんに聞いたら、理容室のハサミって、およそ2~3ヶ月毎に砥ぐそうです。意外とヒトの髪の毛って硬いんですって。)

            

このオジサン、手際も良さそうでしたが、ま~ァよく喋るわ喋るわ・・・。


独特のイントネーションで喋りっぱなしの実演に、手の空いている店員さん4,5人が周りを取り囲んで、もう店内はデパートの『実演即売コーナー』と化してしまいました。(^◇^;オイオイ・・・


時々、取り囲む店員さん達から「ほぉ~。」とか「スゲェなぁ!」という声が上がり始め、私も自分のオツムよりそっちが気になって仕方がありません。うー


暫くしてマスターによるカットが終わり、さっきまでオジサンの実演を見ていた店員さんがシャンプー係で私に付いたので聞いてみると、「あのおじさん、ホント名人ですょ!」との事。笑顔


結局、私が1時間後店を出る時まで、オジサンの喋りと手は止まることがありませんでした。


店に入ってきた時のオジサンの売り込み、なんというシンプルかつ大胆な! ・・・とビックリしましたが、「日本じゃオレだけ」というだけの強烈な自信と実績があれば、逆にこれくらい強烈なセールストークはないんでしょうね。


ある意味、「目からウロコ」の体験でした。


しかし、聞くとはなしに聞こえてきたオジサンの話では、この方群馬県から道具担いで上京しては、理容室を戸別訪問しているそうで、今年で御年66歳とのこと。


自分の技術には絶対の自信があるそうなんですが、悩みは『後継者がいない』ことなんですって。



誰かこの砥ぎ師稼業(とセールストークあせあせ )、継いでくれる若者はいないものでしょうか?



こちらの記事はhttps://ameblo.jp/warmheart2003/entry-10080630376.html?frm=themeより引用させて頂いております。