施設長との話し合い。

前回の続きですあせる
時間はもう17:30。
母の夕食時間も迫っているので私は荷物を全部かかえ、「お母さん、また明日くるからねッ!行ってきますキラキラ」と、平然な振りをして声をかけて、施設長と共に部屋をでました。
すると、別室に向かう道すがら、施設長からまさかの言葉をかけられましたポーンハッ
施設長「わさびさん、引き止めてしまって申し訳ないです…でも、今日の主治医の件で少しでも早く謝りたくて…!申し訳ないですショボーン
え?

早速、別室でお話を伺いました。
主治医の件に関して。
*今日の発言で不安にさせてしまった事。
*余命をおそらく把握しておらず(病名、ステージのみ把握)(←それはないだろ)そうだとしても「何もしない」と言った絶望的な気持ちにさせてしまった事。
*酸素、ステロイドはDr.から本来の主治医(夫の方)との連携になるので、必ず行う事を約束する事。

を、施設長が代わりに何度も謝りました。

他にも、

*パンフレット上では『看取りまで』『終末医療も…』としていながら口頭では人員が、、と何度も言い結果的に不安を煽ったこと。
*大病と余命宣告を聞いて辛い時に、知らずとはいえ翌朝無神経な事を聞いてしまった。

…などなど…

施設長自身、昨年父親を亡くされたこともあってか途中声を震わせながら何度もこれまでの事を詫びていました。

私は、あまりの急展開に加え、ずっと痛む体と疲労で理性を失いまた号泣…

母の偏食と少食に私達家族も惑わされて麻痺し、そして例え見つけるのが困難な大病だったとはいえ、その兆候を見つけるチャンスを見逃し続けたこと…

入居した4月からずっと施設と母の板挟みになっていたとはいえ、家族としてもっと母の変化に気付けなかったのか、どうして施設に積極的にならなかったのかを後悔しました。

もうどうしようもないことなのに…

施設長には罪はない、今日の主治医への疑問だった事などを頭に浮かぶ限り責めてしまいました。

「『血中酸素濃度は90以上あるから必要無し』と言うけど入浴時や食後の様子や数値のデータがあるのにもっと注意深く観察していただけなかったんですか?往診時2度ほど立ち会いましたが、寝ていて安定している母の心音だけ聞くだけじゃないですか。今日も私は『先生、私もパルスメーターで母の血中酸素を測っていました。自室のトイレの往復で82まで下がり中々回復しないんです。それでも酸素ボンベが不要なんでしょうか? ただトイレに行くだけで苦痛になってしまう母のこの先短い寿命を考えると、家族としてはせめて室内だけでも苦痛にならないようにと藁をも掴む思いなんです』と言ったのに…あんまりだと感じました。」

施設長「…申し訳ありません!」

そんなやり取りが何度か続いたけど…
でもそんな済んだ事を感傷的に話をしてる暇はない。
私「すいません、私今は混乱していて…」
施設長「いえ、いいんです。当然です。私も父が、母がそうだったら同じようにしたと…」
また2人で涙…
そして。
今後についての施設側の対応を聞かせて欲しいと要望しました。
施設長は、直ちにスタッフの責任者で会議を行い、看取りと終末医療の体制を万全に整えていく事を固く約束しました。
母に対しては、病院Dr.の指示もあって、今後「もっと食べて下さい」などの注意は一切しないと申し送りを徹底し、ご家族からの差し入れもどんどんしていただきたいと。←私がDr.に「施設で主治医(妻)に『施設の食事を食べて欲しいのに家族の物ばかり食べるから残されて困る。栄養を考えていますから』と注意を受けたことを愚痴りまして、そしたら「高齢者の嗜好も制限するの?幾ら施設食が栄養あろうが美味かろうが個人の味覚はそれぞれやん。それを分からず押し付けてたらあかんよな。そういう工夫を高い金貰っといてやってないのによく言うわ!」とおこってました…。Dr.過激…でもあっぱれ!、デイサービスは止めて療養することに専念して頂き、介護度の申請(要介護2は確実!と太鼓判押してはくれましたが…財政難のこの市なので鵜呑みにしません)も直ちにして、介護ベッドや車椅子なども合ったものに順次変更して…と一気に説明しました。

私「分かりました。ありがとうございます。…施設長、母もこの先荒れる事があるかも知れません。それで退去になる事があり得るんでしょうか?」

施設長「こんな大病を抱えられたんです。。それも勿論考慮してます。最期まで誠心誠意スタッフ全員で覚悟して務めさせて頂きますし、もし今後主治医が誤った判断などをしましたら、毎日観ている私達スタッフがしっかり意見しますから安心して下さい。…でも、このような事態になった事で信頼できないと思いになられて当然だと…。もっと良い施設にと希望がありましたら、市内でも市外でもケアマネと共に私どもで探します。お手間とらせてしまって申し訳ありませんが、どうぞご家族様でご相談いただいてはもらえませんか?いつでも構いませんあせる
…Dr.。どんな魔法をかけたんですか…?

というより、おそらくどの企業でもある内々の格闘がこのサ高住内でもあるのでしょう…。
スタッフを守りたい施設長は経営する主治医夫婦との板挟みにもなっている…。
社会的にも問題になっている、施設の人員不足による過度な残業…重労働に見合わない報酬…その他山積みの課題に中堅の施設長は保守的にならざるを得なかったのかも知れない…。
潔く頭を下げる施設長の姿勢。
本来なら、経営者の片割れ、で事の発端でもある主治医(妻)が謝るべきこと。
…なんだか不憫に思えてきました…。
現実問題、たとえ施設を変わりたくとも母をまた新たな施設に移動させることは精神的にも肉体的にも絶対に無理です。
ここよりも好条件の施設は予約済みだけど、今空室ができたとしても喜ぶのは私達周りの者だけで、母の「ここに慣れたから居続けたい」気持ちを無視してかわるのは…。
無理を承知で、施設長に切り出しました。
私「施設長、Dr.からは母の余命もあり、好きな飲酒を適量ならもう呑ませてあげていいと言われています。でも、こちらでは外泊の時以外、自室での飲酒は即退去です。。駄目でしたら構いません。もう外出も中々出来ない体です。私がしっかり監督していきますので、極少量だけ家族の誰かがいる時だけでも許可して頂きませんか? それから、母の友人の問題なHさんですが…これまで面会の時間制限をして頂いていましたが、母が疲れても構いません。制限無しにして欲しいんです。Hさんは施設にもご迷惑をお掛けしてしまってますが、母にとっては無二の親友で癌患者で。。」
施設長「わかりました。私もお酒好きですし!  ご友人ともゆっくりお話してもらいましょう。必ず許可してもらいますから!」
…肩の荷が下りました。
快く受け入れてもらえるとは夢にも思わなくて、、ホッとしました。。。
こうして、1時間程の濃密な施設長との話し合いは、思わぬ方向で終わりました…。
良いも悪いも夢のような怒涛の1日でした、、、
姉と弟に連絡しなければ。。。
8/21

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